世界と戦うために必要なこと

日本を拠点とし、世界最高峰のスーパーラグビーに参戦しているサンウルブズが、優勝7回の強豪チーム、カンタベリー・クルセイダーズとクライストチャーチで対戦しました。

この試合では、勝敗よりも世界のトップレベルに対し、日本チームの実力がどの程度通用するのかを確認する方が現実的な目的です。

対戦後のスコア（CRU 50 - 3 SUN）を見るとクルセイダーズの鉄壁ディフェンスを崩すことは、ほぼできなかったと言えます。

実際、サンウルブズ木津選手の対戦後のコメントを読むと、クルセイダーズの強さが次元の違うレベルにあることがわかります。

＊木津選手コメント（一部抜粋）＊

強かったです。ただただ強さを感じました。フィジカルも強いですし、スキルの部分も高かったです。ニュージーランドのチームはこうも違うのかという、レベルの差を感じました。フィジカルが強い上に、展開も速い。南アフリカのチームとも全く違いました....

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前節、南アフリカのブルズに勝利していただけに、ある程度やれるだろうという気持ちはチームにあったと思います。しかし、結果的には何もさせてもらえず敗れてしまいました。

それもそのはずで、クルセイダーズには計９名のオールブラックス選手（下記参照）を揃えており、中でもKiewran Readは、オールブラックスでキャプテンをつとめる本物のTOPプレイヤーです。

＜Forward＞

Joe Moody
Kieran Read
Luke Romano
Matt Todd
Owen Franks
Samuel Whitelock
Wyatt Crockett

＜Backs＞
Israel Dagg
Ryan Crotty

フォワードに7人も世界最強チームの選手を揃えていては、トライが奪えなかったのも頷けます。それでもサンウルブズの選手は、はるか格上のチームと戦うことで貴重な経験を積むことができました。

木津選手の後半のコメントにはその点が現れていて、今後の成長が楽しみになります。

＊木津選手コメント（一部抜粋）＊

セットプレーでも自分のミスもありましたし、スクラム全体でもプレッシャーをかけられました。今日の試合でクルセイダーズ相手に体を当てて、慣れた部分はあるので、来週、再来週と調子を上げていきたいです。

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今回のサンウルブズは若手主体で構成されています。チームに一番足りないのは、おそらくワールドレベルで戦う経験値です。

負けはしましたが、この経験は日本代表チームの強化に、いずれ大きな効果をもたらすはずです。

ひるがえって、自分がなぜニュージーランドの不動産や株式に投資できたのかを考えると、実際に現地に数年住んで、学んだり、働いたりした「経験値」があるからだと思います。

別に海外に住まなくてもスマホさえあれば、世界中の通貨、株式、債券、不動産等々に投資できる便利な時代になりました。スポーツ選手だけではなく、個人投資家も世界の舞台で勝負できるのです。

円高はリスクを抑えて外国資産を買えるチャンスです。海外投資経験を積むには良い流れがきています。