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「ブログも引越し」のご連絡

ニュージーランドへ移住をする2018年。引越しついでにブログも以下アドレスへ移転しました。 *移転先ブログ NZ投資と移住のリアル https://investmenz.info 今後の更新は引越し先のブログで行ってまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

家を売る場合の費用ってどれくらいかかるの?

決して侮れない不動産売却時の費用



売却コストは上がっているの?

ニュージーランドで家を売却する場合、買った時より高く売れる場合が多いので、キャピタルゲイン(値上り益)ばかりを気にしてしまいます。

実際には、それなりの「コスト」がかかるので、それを計算しておかないと思ったほど手元にお金が残らない、ということになりかねません。


現地のニュース記事を読んでいて、5年前に家を売った時のことを思い出しました。


当時からすると物価も上がっていますし、今の相場はどれくらいなんだろうと思いながら読みましたが、それほど大きくは変わっていないようです。


具体的にどんな費用がかかるの?

不動産エージェントに依頼して家を売る場合、まず「広告のための費用」がかかります。

不動産売買のチラシに掲載するため、物件の写真をプロに依頼する撮影費用やTrade meなどオンライン広告掲載費用などです。


かかる費用の相場は大都市で約$5,000、小都市で$2,000くらい。リスティングが少ないときは不動産エージェントとの交渉によっては値引きに応じてくれるところもあります。


私の場合は、そもそも相場が分かりませんでしたし、当時はNegotiationするという発想もなかったので言い値で払いました。


写真付き(※動画もある)広告に載せて、その後オープンホームでマーケティングするわけですから、家の内外を綺麗にしなくては見栄えがしません。


カーペットクリーニング、庭の手入れ、ゴミ処理はもとより、モデルルームのようなおしゃれな家具や雑貨をディスプレイするホームステージングという装飾を施すことによって魅力的な物件に見えるようにしたりします。


ホームステージングに使う家具や雑貨はレンタルするため、費用も$1,500+GST以上を見ておく必要があります。


私の物件はテナントが入居中で、物件内外を勝手にデコレートすることはできませんでしたが、きれいに使っていただいてたおかげで、そのままの状態でも十分見栄えのする写真が撮れました。



不動産エージェントの手数料は?

一番大きな費用が不動産エージェントに支払う手数料」です。

仮に、大手と言われるエージェントを利用して$700,000で家が売れた場合、およそ$25,000手数料として発生します


通常買い手から振り込まれるデポジットから手数料が差し引かれますので、不動産エージェントが取りっぱぐれることはありません


金額は不動産エージェントによって幅があります。Mike Peroは約$20,000である一方、BayleysやLeadersは約$30,000だったりします。


物件ごとではなく売却価格に応じて手数料が変化するのはBarfoot&ThompsonとL.J.Hookerです。


Barfootは$300,000までが3.95%で、残りが2%、L.Jは$350,000までが4%残りが2.5%としています。


<Barfoot&Thompsonの手数料>

売却価格:$700,000
①$300,000*3.95%=$11,850
②$400,000*2.00%=$8,000
③①+②+GST     =$22,827.50

<L.J.Hookerの手数料>

売却価格:$700,000
①$350,000*4.0%=$14,000
②$350,000*2.5%=  $8,750
③①+②+GST   =$26,162.50

上の例で、同じようなコミッション計算方法を使用しているL.JとBarfootでもおよそ$3,000、最も高いL.Jと最も安いMike Peroだと約$6,000もの開きがあります。


自分の力で売却できればいいけれど...

マーケットが売り手市場の場合は、高いエージェント費用を節約して自分の力で売却することも可能かもしれませんが、買い手市場の場合は、自力で買い手を見つけるのが大変です。

私が最初の物件を売却した時は、売り手市場の時でしたが、迷わずエージェントを利用しました。

自分では広く効果的なマーケティングができませんし、購入希望者との対応や、銀行・弁護士など、関係者とのやりとりも大変です。


また、見慣れない書類で行われる一連の売却手続きなどに誤りがあってはなりません。


私のエージェントは的確なアドバイスやサポートもしっかりしてくれましたし、思った以上の価格で売却できたので、手数料がかかっても利用してよかったと思います。



弁護士を利用するときに作っておいた方がよいもの

売却に関わる費用の締めは所有権の移転などに関係する法的な手続き費用です。これが$1,000程度

相場はあっても弁護士さんによって価格が変わるので、この辺は事前に確認しておいたほうが良いかもしれません。


私の場合は、物件売却後にすぐ別物件を購入したことや、Will(遺書)の作成も依頼しましたので費用はもっとかかりました。


自分名義で不動産を購入し、遺書を残さずに亡くなった場合、現地に親類がいなければ、ニュージーランドの法律に従って財産が処分されてしまいます。


また、相続の手続きが非常に面倒になる可能性がありますので、ニュージーランドで資産を持つ場合はWillの作成とセット、と考えておいた方が間違いありません。



結局いくら費用はかかるの?

忘れそうになっていましたが自宅を売却する場合は、引越し費用も当然かかります。この費用もばかになりませんので要注意です。

結局、$700,000で家(自宅)を売却する場合の総コストはいくらになるのか?


$40,000程度、売却価格の約5.7%もの費用がかかる計算になります。


この費用を見てしまうと、「簡単には家を売れない」という気分になるのは私だけでしょうか?



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